夫の手伝いがかえって奥様を怒らせる要因の一つは「手伝い方が中途半端」ということが挙げられます。
せっかく頑張った(つもり)のにそんなことになるのでしょう?
例えばこういうこと、経験ありませんか?

今日掃除機かけといたで!

ほう、それでか…掃除機で私がつまづいたんわ(怒)

今日は嫁様に楽してもらおうと晩御飯作ったで!

…キャベツまだ冷蔵庫にあったのに買ったんか?
それにキッチン見てみ。イノシシ通ったんか?
夫が手伝うと帰って仕事が増える…なんで最後までやり切らないで中途半端なままで放置するの?
料理も洗濯も掃除にも通じる話ですので、私と同レベルの家事手伝い始めたてのビギナーの皆様は肝に命じておいて下さい。
折角の善意が怒られる要因になっては悲しいですからね。
夫の家事は中途半端 どうしたらいいのか
奥様の手伝いをしようと思ったとき、現状の把握も計画性もなく「掃除する!」「料理する!」の行動だけの思考回路になってしまっていませんか?
奥様も料理してくれたら嬉しいですよ、「今日はありがとう」と言いたいですよ、
いらないものや既に冷蔵庫にあるものを買ってきたりしなければな!
後片付けまでやって次に自分が料理するときの準備が整ってたらな!
結局洗い物や片付けを奥様にさせてしまうと、奥様楽になってないんですよね。楽させてあげようと思ったら相手のタスクを減らすようにしないといけません。
でもよく私もやってしまってました。お気持ち、というかその油断は理解出来ます。
夫の家事のお手伝いの基本 家のことよく観察して
結構家の中のことを知らない旦那様は多いです。
どこに何があるのかも把握していない、では地雷踏む可能性上がるので把握しときましょう。
お箸やお皿がどこにどういうルールで収納されてるか知ってますか?油は?三角コーナーネットは?掃除機どの部屋に置いてます?洗濯道具は?
場所の把握は色々大事です。料理の手伝いしてるときに「◯◯を取って」と言われて直ぐに対応出来なかったら「もういい!」となってしまいますよ。片付けにしても元あった場所に戻す、は基本ですからね。
※料理の手伝いに関しては、キッチンを聖域として入ってきて欲しくない奥様もいらっしゃいます。
そのあたりの価値観も様々な状況から判断、確認しておくといいですね。
また「料理をする」と決めたのはいいですが食材を買うときも注意しましょう。
・ちゃんと冷蔵庫の中身を見て無駄な買い物をしない。
・高すぎるものを買わない(普段の購入価格を把握しておく)。
・特殊すぎて今後なかなか使わない調味料などは事前に相談の上許可をとる。
この辺りもあるあるの怒られポイントですね。会社だったら「まだまだ在庫のあるプリンター用紙を」「めっちゃ高いやつを」「ついでにいつか使うかもと写真紙つけて」発注しないですよね?上司に助走つけて殴られますよね?同じです。
夫の家事の手伝いに潜むワナ 善意の押し付け厳禁
「さて、色々家の中のこと把握したし妻のいかなる要望にも答えてしんぜよう」、といった感じで挑んでも一蹴されることもあります。奥様は今どういう状況ですか?かえって邪魔になりませんか?
因みに私は以前

よし、早起きしたし忙しい嫁様寝てる間に掃除終わらせたる!掃除機ブォ〜!(朝5時)
という行動に出て、疲れてるのに起こされただのご近所さんに迷惑だのと散々怒られました。
皆様はそのような愚かなミスをしないことを祈っております。
他にも危険なのが奥様のお気に入りの服や下着を勝手に適当に洗ってしまうとかですかね。
まず下着に関しては任されている我が家が特殊事例のような気がするので割愛します(家事が成長してきたところで「俺が面倒な下着洗ったら嫁様楽になるかい?」と了承取ってやってます。)
洋服の洗い方って色々細かい指示のあるものもあるので、普段から奥様に聞いたりして把握しておきましょう。色柄ものも下着も関係なく洗濯機にぶち込んでいいのは旦那様のユニクロ達のみです。
夫の家事は中途半端 手ぇ出すなら終いまでやれ!
宮崎駿監督の千と千尋の神隠しで、釜爺が千尋に言った言葉もそのまま旦那様のお手伝いに当てはまりますね。
冒頭も書きましたが料理は洗い物もせずシンクがぐちゃぐちゃ、掃除すれば掃除機が床に転がり、洗い物は取り込んでソファに投げ出されている。
そして本人は「やってやったぜ」と満足げにビールを飲みテレビを観る。
これでは奥様の負担は減っていません。ストレスの分増えたと言ってもいいです。
一端を任されたならきっちり最後までやりましょう。
作ったけど納品はしない、とかあり得ないでしょう。
家事もコミュニケーション
なんだか面倒くさいなぁと思った方もいらっしゃるかと思います。実際慣れないと大変ですが今まで任せっきりだったのなら少しずつ、出来そうな事からでも始めてみてはどうでしょう。
その時は奥様を観て、やり方を聞いて一緒に取り組んで下さい。
一方的に「やってやった」とならずに、是非一緒に。
少しずつできることが増えてくると、奥様の反応も変わってくると思いますよ。
私は料理はまだ一人で作れるものは少ないですがサポートは大分慣れてきて、「手伝ってくれる事で手が4本あるみたいな感じするわ」と言われたのが最近嬉しかったことです。
折角色々制約されることも多いのに「この人だ」と思う人と結婚したならば、二人で家庭を営んで行きましょう。

コメント
記事のタイトルを見て「ゾクッ」してしまい、読ませていただきました。
私も妻から「家事が中途半端」「ちゃんと考えろ」とよく言われていてとても共感します。
仕事と同じように計画性を持つという意識を持ちたいと思います。