銀河英雄伝説は「銀英伝」の略称でも愛される田中芳樹先生によるSF小説です。
1982年に徳間書店にて販売が開始されてから、原作は1500万部以上の大ベストセラー作品となっています。
銀河英雄伝説はアニメ化もされており、初代アニメは1988年から2000年まで劇場公開アニメ3作、OVA本伝(全110話)、外伝(全52話)が公開されました。
この初代は別名「銀河声優伝説」とも呼ばれ、現在大御所として活躍する多くの声優さんが脇役も含めほぼ役の重複なく起用されています。
2018年からは2代目のアニメとして『銀河英雄伝説 Die Neue These』がシリーズ公開されています。
今なお多くの方から愛される銀河英雄伝説には数々の言い回し、名言が存在します。
そんな中から本記事では、思わず生活の中で使ってみたくなる名言を中心にご紹介していきたいと思います。
- 銀河英雄伝説の魅力 数々の名言を作り出したその世界観とは
- 銀河英雄伝説の名言集 〜職場で活用編〜
- ルドルフに可能だったことが、おれには不可能だと思うか?
- 信念で勝てるのなら、これほど楽なことはない。誰だって勝ちたいんだから。
- 奴らの時代は終わった。これからは、おれたちの時代なのだ。
- 卿らの討議も、長いわりに、なかなか結論がでないようだな。
- 嫌われるのはかまわぬが、足を引っぱられてはこまる。
- 去年のワインの不味さをなげくより、今年植える葡萄の種について研究しよう。
- 私が問題にしているのは兵士たちの心情です。あなたの見解ではありません。
- それがどうした!
- 騒ぐな、負傷したのはおれだ、卿ではない。
- いけませんな、ご自分で信じてもいらっしゃらないことを他人に信じさせようとなさっては
- 銀河英雄伝説の名言集 まとめ
銀河英雄伝説の魅力 数々の名言を作り出したその世界観とは
銀河英雄伝説は二つの陣営「銀河帝国」と「自由惑星同盟」にそれぞれ現れた英傑「ラインハルト・フォン・ローエングラム(開始時はミューゼル)」と「ヤン・ウェンリー」の二人を軸として描かれています。
対立する両陣営において「常勝の英雄 ラインハルト」「不敗の魔術師ヤン」、そして二人を取り巻く多くの人々、組織が壮大な宇宙史を彩ります。
政治、宗教やイデオロギー、色々なテーマをはらみつつ圧倒的なボリュームがあるこの作品は多くの方の心に焼きついています。
また、アニメでは戦闘シーンでクラシック音楽が使われるなど、優美で独特の世界観がありますよ。
銀河英雄伝説の名言集 〜職場で活用編〜
銀河英雄伝説の名言集は非常にたくさんあります。
この記事では職場で使ってみたくなるような言葉を紹介していきます。
実際に使うと問題がある発言も多いので、使用の際はよく考えてください。
ルドルフに可能だったことが、おれには不可能だと思うか?
発言者:ラインハルト・フォン・ミューゼル
ラインハルトが属している銀河帝国。
その帝国を打倒し、宇宙を統一する意思を示しながら親友であるキルヒアイスに共に行こうと伝える場面。
のちにロイエンタールが言ったように、天才とはかくも凡人とは違うのかと思わせる気宇壮大な言葉。
職場での活用例:〇〇社長に可能だったことが、おれには不可能だと思うか?
そう言って友人を起業に誘ってみましょう。
信念で勝てるのなら、これほど楽なことはない。誰だって勝ちたいんだから。
発言者:ヤン・ウェンリー
戦争だけでなく万に通じる言葉ですね。
職場での活用例:根性論で部下を焚きつける上司に言ってみましょう。
ただし、その後のことは自己責任です。
奴らの時代は終わった。これからは、おれたちの時代なのだ。
発言者:オスカー・フォン・ロイエンタール
貴族との内戦も終戦し、ガイエスブルグ要塞の中を歩くロイエンタールとミッターマイヤー。
拘束された貴族たちから投げかけられた媚を売る笑顔をみて言った言葉です。
職場での活用例:嫌いな上司の送別会。その帰り道に心許せる同僚と歩きながら。
卿らの討議も、長いわりに、なかなか結論がでないようだな。
発言者:パウル・フォン・オーベルシュタイン
心神喪失状態のラインハルト、自身らの今後も含め話し合う会議。
この状況を作り出した大きな責任を負うオーベルシュタインへの糾弾の声が上がり始めます。
そんな時遅れ会議室へ入ってきた本人から諸将へ向けて放たれた一言。
職場での活用例:会議が長引いた時に。ただし、皆の意見がまとまるような自身の意見を披露する必要があります。
嫌われるのはかまわぬが、足を引っぱられてはこまる。
発言者:パウル・フォン・オーベルシュタイン
会議でのロイエンタールとラングのやり取りの後、自室で部下との会話中での言葉。
オーベルシュタインの性格がよく出ていますね。
職場での活用例:「私は〇〇さんのやり方には付いていけません」という部下へ一言。
パワハラです。
去年のワインの不味さをなげくより、今年植える葡萄の種について研究しよう。
発言者:ラインハルト・フォン・ローエングラム
自由惑星同盟と袂を分かったヤンへの対応を話し合う会議中、彼を自分の陣営へと引き入れたいとの発言時の言葉。
過去は変えられないが、未来は今から選び取ることができます。
職場での活用例:前期の成績に関していつまでもウダウダ言ってくる上司へ一言。
私が問題にしているのは兵士たちの心情です。あなたの見解ではありません。
発言者:チュン・ウー・チェン
「ヤンを討て」
自由惑星同盟政府からの命令に対し、ヤンを擁護するチュン・ウーが放った一言。
政府に離反したヤンを討つは間違った判断ではないとする元首に対して、彼は常にヤンの、そして民主主義の側に立っていました。
職場での活用例:「部長だって若いみんなと飲みたいと思っているさ、私はそう思うな。」とか言ってくる上司に対して。
それがどうした!
発言者:ダスティ・アッテンボロー
どんな正論も雄弁もこの言葉には敵わない。
そうアッテンボローがユリアンに向けて告げた言葉。
彼は劇中の様々な場面でこの言葉を発します。
職場での活用例:どんな場面でも使えます。しかし、もしあなたが上役でもない限り、もうこの会社をやめて悔いはないという状況でしか使わない方がいいでしょう。
騒ぐな、負傷したのはおれだ、卿ではない。
発言者:オスカー・フォン・ロイエンタール
双璧の相破戦での負傷時に心配の声を上げた部下に言った一言。
職場での活用例:上司にこっぴどく怒られ、席に戻った時に隣の社員から心配された時に言ってみましょう。
いけませんな、ご自分で信じてもいらっしゃらないことを他人に信じさせようとなさっては
発言者:ワルター・フォン・シェーンコップ
帝国軍との戦闘が近づく中、戦闘の勝利を望んでいるというヤンにシェーンコップが言った言葉。
単純な勝ち負けだけを思って戦うヤンではないことを指した言葉ですね。
職場での活用例:トンデモ理論で会社の今後の成長を約束する無能管理者たちに向けて一言。
銀河英雄伝説の名言集 まとめ
今回ご紹介した銀河英雄伝説の名言はほんの一部です。
アニメだけでもOVA本伝(全110話)、外伝(全52話)とボリュームがある大作です。
それでも作中の人物の魅力を少しでもお伝えできたのではないでしょうか。
言葉の言い回しが非常におしゃれで気持ちのいい作品です。
小説もアニメも一度体験してみてください。
銀河に同時期に生まれた二人の天才、二人を取り巻く様々な人々や組織…
それらが織りなすスペースオペラを。
【新品】銀河英雄伝説 【文庫版】(全10冊) 全巻セット
アニメに関してはU-NEXTにて配信されています。
多くの声優陣がダブルキャストほぼなしに物語を彩っています。
まさに銀河声優伝説。


この記事のほか「家庭編」を紹介予定。
銀河の歴史が また1ページ…
コメント
はじめまして
ブログ村経由でお邪魔しています。
じぇんつーと申します。
「銀英伝」は観たこと無かったのですが
名言に溢れているのですね。
自分には使いこなせる自信はできませんでしたが
楽しく読ませていただきました。
ありがとうございます。
ではまた。
じぇんつー様
ファン向けのネタ記事要素が強い中、記事を読んで頂きまして誠にありがとうございます。
多くのアニメ、漫画には教訓となる言葉が散見されます。
(理想や強い思いを恥ずかしげもなく言えるからでしょうか?)
そういったものから作品に興味を持っていただけるようご紹介させて頂きました。
また、別の編も更新いたします。